夫婦のためのカウンセリング
「どうして、わかってくれないんだろう…」
そんな思いを抱えながら、食卓での何気ない会話が、なぜか心に小さな棘を残す。
その棘が積み重なると、隣にいるはずのパートナーが、まるで一番遠い人のように感じてしまうことはありませんか。
「ちゃんと伝えたのに…」
「どうして今、それを言うの…?」
やがて、
「もう何を話しても無駄かもしれない」と、諦めに似た寂しささえ心に広がってしまう。
でも、大丈夫です。
それは愛情が消えたサインではなく、
ただの「心の翻訳ミス」なのです。
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◆ 心の奥にある、いくつかの「本当の理由」
私はカウンセラーとして、
これまで多くのご夫婦のお話を
お聴きしてきました。
すれ違いの原因は、
大きな裏切りや決定的な事件
ではなく、ほんの小さな
「ボタンの掛け違い」から
始まっていることがほとんどです。
たとえば──
疲れて帰ったあなたが
「大変だったね」と寄り添って
ほしいときに、パートナーは
一生懸命
「こうすれば良かったんだよ」
とアドバイスをくれる。
その気遣いが、なぜか
「責められている」ように
感じてしまう。
また、家族で過ごす週末。
あなたは
「みんなが楽しめるように」と
完璧な計画を立てたのに、
パートナーは
「もっとのんびりしたい」と
窮屈そうにする。
その様子が、
自分の努力を否定されたように
感じられて、虚しくなってしまう。
どちらも悪気なんてありません。
むしろ「相手のため」を思っている
からこそ生まれるすれ違いなのです。
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◆ 愛情の「大好物」を知っていますか?
愛情表現にも、人それぞれ“好み”があります。
あなたが一生懸命ステーキを用意しても、もし相手が本当は「お味噌汁と焼き魚」が心のご馳走だったら──。
どんなに愛情を込めても、少し空回りしてしまうかもしれません。
たとえば…
•高価なプレゼントよりも「一緒に過ごす時間」が嬉しい人
•何でもやってもらうより「ありがとう」の一言が心に響く人
これは「人には、5つの心を満たすコップがある」と呼ばれる考え方です。
相手の“心の大好物”を知れば、あなたの愛情は驚くほどストレートに届きます。
そして心のコップ(ラブ・タンク)が満たされると、人は自然に優しくなり、不思議なくらい相手のことを愛おしく感じられるようになるのです。
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◆ もう一度、二人の物語を始めませんか
私のカウンセリングは、
誰が悪いかを決める場所では
ありません。
ただ、
絡まった糸を少しずつ解きほぐし、
お互いの“本当の想い”を
見えるようにしていく時間です。
• 「なんで分かってくれない!」という苛立ちが、「そうか、あなたはそう感じるんだね」という発見に変わります。
•相手の不器用な言葉や態度の奥に、温かい想いがあることに気づきます。
•違いは壁ではなく、二人の人生を彩る大切な絵の具だったと知ることができます。
夫婦は、一番近くにいる「他人」です。
だからこそ、時には“心を翻訳する通訳”が必要になります。
「もう遅いかもしれない」なんて
思わないでください。
お二人がもう一度、心から
笑い合える日まで、私は伴走します。
まずは、
あなたの胸の内をゆっくり聴かせてください。
ご連絡を、心からお待ちしています。